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百景図よもやまばなし

第34図 大夜燈は今も

34とにかく大きく存在感のある

常夜燈である。

側の侍がなんとも小さく見える。

これは誇張でなく本当にでかいのだ。

大きいけれども端麗というのだろうか

今も美しい姿で立っている。

どこかに黄金比が隠されているに違いない。

寛政十年と彫ってあったので1798年の頃からある。

ざっと200年以上はここに立っているわけだ。凄い。

後ろに松が控えているが、この灯篭を建てる時

この松から綱を垂らし、石をくくって、

万力で引き上げて組み立てたというから驚きだ。

津和野に来たら、是非見ていただきたいものの一つである。