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百景図よもやまばなし

第42図 片枝の松

42これも鷲原七不思議のひとつ。

大きな松なのに数ある枝の中でも

一本だけ妙に茂ったのがあり、

これが何とも不思議だというわけである。

絵の左右の枝ぶりを比べると歴然としている。

我々は初め片側一方だけ、枝が元気に

茂っている松と思っていた。

その目で見るとそうした松は沢山ある。

弥栄神社の川べりの松なんかは見事な片枝の松である。

片方は北向きで日が当たらず、片や反対は南向きでその下は川面の反射ときているから

育ち放題である。見事な片枝の松になっている。

しかし、鷲原の松は一枝だけなのである。だから不思議なのである。

(女松へ男松の枝一枝ありと城下町絵図の中には記している。)

一枝だけということになると、日当たりだけでは理由がつかないのである。

分かっている人がいたら教えてほしいものである。

ちなみにこの松も先ほどの時雨の松も今はもうない。

格斎さんは七不思議といって二つしか紹介していないが、これも不思議だ。