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センター日記

【秘境を撮る】『津和野百景図の世界』へ。中座・後編

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「思わずシャッターを切りたくなる」

そんな津和野の知られざる場所を
津和野百景図を手掛かりに探す、
【秘境を撮る】シリーズ第6弾。

前回の中座(なかざ)前編の続きを歩いていきます。

img_1490%e7%b8%ae%e5%b0%8f財間酒場まで戻って、
今度はポストのある方角へ石垣に沿って歩きます。

img_1422%e7%b8%ae%e5%b0%8f津和野城下町絵図で示す、
①から③へ向かう道です。
img_1494%e7%b8%ae%e5%b0%8f道の縁には、水路が流れ、
民家へと石橋が掛けられています。

img_1492%e7%b8%ae%e5%b0%8f緩やかな坂道を歩いたので、
気づけば津和野城下より、
小高い場所にいます。
遠くの山々や川を眺めながら、
さらに奥へと進みます。

津和野百景図の中に、
こんな雰囲気の景色が描かれています。

61-%e6%a1%82%e5%b7%9d%e3%81%ae%e5%b7%9d%e6%9f%b3第六十一図「桂川の川柳」
米をつく水車を携えた家々。
石垣で組まれた川。
水田の遠くに山の景。
実際の桂川はもう一本先の川ですが、
このあたりは今も昔も変わらない
穏やかな景色があります。

img_1497%e7%b8%ae%e5%b0%8fなつかしい雰囲気の残る踏切。
踏切を越えると、
またもや巨大な石垣が
姿を現します。

img_1500%e7%b8%ae%e5%b0%8f背の2倍ほどある高さ。
苔が生えて歴史が感じられます。
この石垣も実は、
津和野百景図に描かれたもの。

62-%e4%b8%ad%e5%ba%a7%e5%ba%9a%e7%94%b3%e5%a0%82第六十二図「中座庚申堂(なかざこうしんどう)」
左側に描かれた土蔵の石垣が、
先ほど見た石垣のようです。
馬を連れた人が歩くこの道は、
長門国(山口県)へ通じる主要な道でした。

中心に描かれたジグザグの道が
庚申山へと続きます。
(先ほどの古地図③のところ。)
その道は現在、お墓へと続く道となっています。

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絵のように、ジグザグと登ると、
墓地があり、
見晴らしの良い頂上に着きました。

img_1511%e7%b8%ae%e5%b0%8f正面には津和野の城下町。
山の上にある、津和野城の石垣まで
はっきり見渡せます。

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うしろ側には、美しく手入れされた棚田。
ここからの景色こそ、
自然と歴史が調和する、
津和野らしい景色と言えるかもしれません。

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庚申山を降りて、
さらに長門国の方へと坂を登ります。
秋には一面が黄金色になるであろう、
棚田の真ん中を道は続きます。

img_1572%e7%b8%ae%e5%b0%8f小さな集落を横切ります。
時折、立派な石垣や
歴史を感じる土蔵に出逢い、
歩けばシャッターを切る時間が続きます。

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集落を過ぎて、川の手前、左手に
鳥居と大きな灯篭が現れます。
見上げて驚きました。

img_1548%e7%b8%ae%e5%b0%8f石垣の上に、巨大な木が立っていました。
津和野町指定天然記念物「タブノキ」

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img_1530%e7%b8%ae%e5%b0%8f根は蛇のように張りめぐり、
枝は生命力を溢れさせながら、
四方八方を手さぐりするように、
前へ上へと伸びています。
img_1540%e7%b8%ae%e5%b0%8f樹齢はわかっていませんが、
どこか神々しく、神秘的な力のある樹です。

さらに神社の道すじに進むと、

img_1557%e7%b8%ae%e5%b0%8f林の縁には、
崩れた石垣に根が這うように立っている木が。
まるでアンコールワット遺跡のよう。

img_1571%e7%b8%ae%e5%b0%8fこの先は石垣の立派な棚田が続きます。
城跡のような風格の畑。
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img_1565%e7%b8%ae%e5%b0%8fおそらく江戸時代から
使われている石垣もあるそうです。
国道9号線に上がる道が見えてきたところで、
引き返すことにしました。
この先には、「野坂」と呼ばれる古道もあります。

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60-野坂第六十図「野坂」
長門国(山口県)との国境付近。
旅人が往来した道でした。

img_1575%e7%b8%ae%e5%b0%8f帰り道は
庚申山を通らずに、もうひとつの道を通りました。
小高いその道から、
城下町の中を走る、汽車の姿を横目で見ながら。

img_1498%e7%b8%ae%e5%b0%8fお殿様の行列が江戸へと歩いた道。
長門国からの旅人が往来した道。
現代の汽車が走る線路。

時代を越えて、さまざまな道が交差する中座。
そしてその道を彩る、
石垣、棚田、酒蔵、眺望、人々の暮らし。
写真にはおさめられない息づかいを
ぜひ歩いて体感してみてください。

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