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センター日記

羽根つきの羽を作りました!

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百景図のシーンを再現しよう。

 津和野百景図に描かれたほとんどのものが現在も残る津和野町。

 明治以降、近代化が進む中で町並みや伝統行事など、かたくなまでに守り続けてきた先人たちの苦労がたいへんしのばれます。
 とはいえ、中には残念ながら跡形もなくなったものもあります。
 特に武家社会にまつわるものはやはり消えていったものが多いですね。
 津和野町の日本遺産事業では、消えていった風習や風景などを記録し、再現できるものは再現していこう! という試みもあります。

 今回は平成28年2月6日の「津和野町酒蔵開き」に合わせて【第九十七図 正月十五日の墨ぬり】を再現してみようということで、羽根つき大会を開催します。
 ただ開催するだけじゃ面白くありません。羽根つきの「羽根」づくりからチャレンジ! ということで、津和野町内の先輩方に羽根づくりを教わってきました。

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 「羽根」は、鳥の羽を無患子(むくろじ)という木の実にさし込んで作るんです。無患子の実は固くてすべらかで、なかなか穴が開けられなかったのですが、先輩の御指南のおかげで無事に合計7つの「羽根」ができあがりました!

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 無患子は、津和野町の愛宕神社にある町の天然記念物。また、鳥の羽は【五十一図 幾久鴨御猟場】近くの川で狩猟された鴨の羽根を使用。この絵に描かれていた鴨の子孫たちかもしれません。もちろん、鴨は狩猟者のみなさんで美味しくいただかれました。
 元「幾久鴨御猟場」近辺の川には多くの鴨が飛来していて、川の流れに身を任せていました。鴨肉も津和野の名物になりそうです。

 さて先輩方も羽根づくりは久しぶり、というより「買ってきたもので、羽根つきしとった」ということでした。先輩方の年代でそういう状態だったということは…。山本先輩の指南で羽根づくりができたことは大変貴重な体験だったと思います。

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 この羽根と、津和野の町で飾られていた「飾り羽子板」を津和野町日本遺産センターで3月上旬ごろまで展示しています。もちろん、いつでも羽根つきの挑戦も承ります!

 津和野町では行事を、旧暦をベースに行われます。羽子板展示の後は、お雛祭りですね。